アロマ紹介　サンダルウッド　白檀（樹木系・集中力up）

東洋のみならず西洋でも愛されるぬくもりと甘みのある香り

この香りは4000年以上の歴史があり仏教やヒンドゥー教の儀式には欠かせない存在。

気に熱を加えなくても香りが漂うため仏教の扇子の骨組みにも用いられてきました。

ヨーロッパでも中世の王侯貴族に愛され、教会で焚かれる薫香などに利用されてきました。

主要情報

原産地：インド・インドネシア

科名：ビャクダン科

植物の特徴：木本、半寄生小高木

抽出部位：木部

抽出方法：水蒸気蒸留法

主な成分：αーサンタロール、βーサンタロール、サンタレン

揮発性（ノート）：ベース

インド・マイソール地方のものが最上級とされ、薬用や薫香、家具調度品など様々な用途に利用されてきました。

濫伐が原因で現在は絶滅の危機に瀕していてインド政府の管理下にあります。

代わりに利用されているのがサンタルムアウストロカレドニクムやサンタルムスピカトゥムです。

こんな時におすすめ！！

地に足をつけてくれる香り

気持ちが落ち着かず迷いが多いときに

心　緊張と興奮を鎮めてストレスを緩和

忙しい日々に、穏やかで静かな時間とリズムをもたらします。

鎮静作用があるため、緊張や興奮といったストレスの緩和に役立ちます。

頭がいっぱいになってまとまらないときは、頭を冷やして落ち着けるように働きかけてくれます。

深くゆっくりとした呼吸を導くため、瞑想やヨガなどに取り入れられることもあります。

体　呼吸器系と泌尿器系に有効

風邪などの呼吸器系の感染症や、のどの違和感などに吸入やトリートメントでケアします。

殺菌作用や利尿作用があり、膀胱炎や尿道円といった泌尿器系の感染症にも役に立ちます。

繰り返す膀胱炎には天然塩を使った入浴剤での全身浴がおすすめです。

肌　乾燥肌や老化肌を美肌に導く

サンダルウッドの木を粉上にしたものは、古くから肌の手入れに用いられていました。

乾燥肌や老化が気になる肌には精油入りの化粧水が効果的。

また、精神を安定させることで心の状態が反映されやすい肌を美肌に導きます。

抗真菌作用や抗ウイルス作用があり、カンジダ症や単純ヘルペスウイルスによる皮膚トラブルにも有効との報告があります。

利用の仕方

・主な使用方法

芳香浴　沐浴　ボディートリートメント　スキンケア　ヘアケア

・単体での活用

緊張や焦りがあるときは吸入

ストレスで、首や肩、腕に疲れを感じた時はトリートメントや沐浴をする。

・使用上の注意

特になし。精油の基本的な注意事項を守って使用

ブレンドのオススメ

ベースノートと呼ばれる重たい香り

ブレンド直後は香りが弱く感じても、皮膚につけて数時間立ってから香ってくる。

少な目に用いるのがポイント

例　サンダルウッド1滴+ベンゾイン1滴（大人用の甘い香り）

例　サンダルウッド1滴+マージョラム・スイート3滴（心をなぐさめる穏やかな香り、ストレス時の沐浴に）